樹海で見つけられるエビフライ

樹海で見つけられるエビフライ

2014年07月06日[樹海


樹海の中には動物の痕跡が残っていることがあります。
そのうちのひとつに
森のエビフライ 
があります。

ここでいうエビフライとは

リスが作ったもの

元は何かというと松ぼっくりです。

 

この松ぼっくりが…




エビフライの形に大変身!!


では、ここで問題です♪
<リスは松ぼっくりの何を食べているでしょう??>


 

<正解は、「松の実」>

松ぼっくりの中に松の実があります。
鱗片を1枚1枚はがして松の実を取り出しているんです。
鱗片を食べる事はないので、エビフライの近くに
そのままバラバラと落ちている事が多いです。
松ぼっくりのお尻からスタートし、上の尻尾になる部分は
残して食べ終わりです。
先ほどの写真2枚、向きを揃えるとこんな感じ。


きれいに食べていますね。
森のエビフライを発見したら
そこで、リスが食事していたことが分かります。


樹海ガイドをしているとたまーに発見できます。
お客様と樹海散策しながら、探すのも楽しいです。
しかし!!ここで私はみなさんへ
断りを入れておかなければなりません。

<注意点!!>

お持ち帰りはダメ 

法に触れてしまう恐れがあります!
特にこちら風穴・氷穴・青木ヶ原樹海は
冨士箱根伊豆国立公園内になります。
動物、植物、鉱物等は採取しないようにしましょう。「とってよいのは写真だけ」
環境保全、植生保護のため、歩道から外れないで歩きましょう。
  と、富士箱根伊豆国立公園 HP内にも載っております。
松ぼっくりも立派な植物です。

自然のものは自然の中にあるからいい。
どれが欠けても、自然は成り立たない。
と私は考えています。
とってよいのは写真だけ。
まさに、そうだと思います。

ぜひ、ルールを守って楽しんでいただきたいです!

もしも、エビフライを見つけた方は
その場で大いに喜び、お連れの方に自慢して
みんなで一緒に実物をじっくり観察し、写真を撮ったら
元の場所へ返してあげてくださいm(・v・)m