一昨日は東京で豪雨、駅構内も浸水。
ニュースを見て、びっくりしてしまいました。
東京のみなさん、大丈夫でしたか?
自然の猛威、というよりも自然が自然じゃなくなっている、
人間では予測もできない現象が起きている。
ゲリラ豪雨が予測できない事に
関心を置くのも大事ですが、
そもそも、予測が立てられない事に
疑問を持たなければいけない気がします。
さてさて、今日は溶岩について
お話いたします。
この青木ヶ原樹海にある溶岩は
玄武岩と呼ばれる溶岩です。
二酸化ケイ素の割合が少なく
粘り気の弱いマグマが固まったものです。
訪れた方はこの溶岩の上を歩いて
風穴・氷穴まで向かってもらいます。
この溶岩をよーく見てもらうと
たくさんの穴があいています。
この穴は、マグマが固まる際に
中に入っていたガスや水蒸気が外へ出た跡です。
穴がたくさん開いているので、
見た目よりも重量が軽い溶岩もあります。
この溶岩の上に雨が降ってくると…
雨は代替品で、きれいなお水!
そーっと溶岩の上に雨(水)を降らせます。
溶岩にどんどんお水が染み込んでいって
お水は溶岩の中に吸収されていきます。
濡れた跡は残りますが、水溜りはできません。
樹海の地面も同様に溶岩でできているので
水溜りは少ないです。
水溜りが少ない=蚊が少ない
蚊の赤ちゃん(ぼうふら)は水溜りで生活しています。
水溜りがなければ、ぼうふらも育たない
↓
ぼうふら自体が少なければ、蚊も少ない。
↓
蚊が少なければ、ぼうふらも生まれない。
と、いったところでしょうか?
もちろんゼロではありません。
ただ、樹海で蚊に遭遇する確立は
どこかの藪の中に入っていくよりも
ずっと低いと思います。
他にも 溶岩についてお話できることは
まだまだありますが、今日はこの辺で。
ではではー。