紅葉する木としない木

紅葉する木としない木

2014年10月24日[樹海


秋は私たちの目を楽しませてくれる季節ですが、
そもそも、秋に紅葉が起こるのはなぜでしょう?



 先輩ガイドさんからこの話を
聞かせていただきました。 
今から書くことは
私なりの調べと解釈ですので、
参考程度に見て下さいね。


まずは、紅葉する木としない木の違い。
落葉樹と常緑樹の違い。

葉の落ち方に違いがあります。

落葉樹とは
紅葉する葉を持ち
冬が来る前に一気に
葉を落として、冬は幹と枝だけで省エネで過ごそうとします。


 


常緑樹は
葉を落としますが、新しい葉と古い葉を
交互に入れ替えて、
常に枝に葉があるような状態を保ちます。
冬が来ても、葉ですこしずつ光合成を行う。




 
葉の寿命・形・厚さも違います。



極端な説明をすると


落葉樹は葉の寿命が短く、
効率よく光合成できるように面積が広く
低コストで葉を作るのでもろくて、薄い。

常緑樹は寿命が長く
冬の寒さ、乾燥にも耐えられるように
作りがしっかりしていて厚みがあり、細い。

短い期間で一気に光合成するか
長い期間でゆっくりと光合成するか
その環境によって
適応した形を選んで生きています。


紅葉(黄葉)するのは枝と葉(茎)の間に
「離層」という
枝から葉を切り離す為の層ができるからです。
この離層が大きくなっていくと、結合していた細胞が
離され、葉の色が変わります。

紅葉とは平たく言えば、
葉が落ちる前のおまけだと私は思っています。


葉の色がどうして変わるのかについては
長くなるので、ひとまず、ここまで!

ではではー。