なぜ、色が変わるのか。

なぜ、色が変わるのか。

2014年10月31日[樹海


~前回の続き~
 
紅葉の成り立ち>

 
話に出てきた離層が出来ることで
枝と葉の間の水分・養分のやり取りが滞り
光合成で作られた糖分は葉にとどまり変化、
赤い色素アントシアン(アントシアニン)ができる。

黄葉の成り立ち>

 

緑の色素、葉緑素(クロロフィル)が分解され
隠れていた黄色の色素、カロチノイドが目立つ。
このカロチノイドは人参のあのオレンジ色の色素のこと。

変化していく過程の中で
環境やそれぞれの性質により
紫・赤・橙・黄
と色に違いが出ます。

一つの木の中でも
葉の付いている場所によって
色が変わるそうです。


アントシアンとカロチノイドのグラデーション
と書くと、なんだか科学的な響きに聞こえてきます。
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樹海の中で落ち葉が多い場所は落葉樹が多く、
落ち葉が少ない場所は、常緑樹が多い。
言われれば簡単なことですが、
意外と気が付かない事でもあります。

落ち葉を踏み分けながら歩けるのが
秋の醍醐味。
枯葉がこすれる音は
少し寂しくもあり、風情を感じます。


 

ではではー。