きのことは…

きのことは…

2015年10月04日[樹海


外は秋の装いを見せ始めました、今日のこの頃。
 風はもう冷たくなって、時折寒いくらいです。

爆弾低気圧が通過し、樹海の自然歩道も
いくつか倒木が見られます。
自然歩道を使う場合には、十分にご注意下さい。
この倒木についてはまたの機会としまして…。

今日はきのこについて!
今年もキノコがわさわさと出てきています。
樹海では本当にたくさんの種類の
キノコが生えてきます。

茶色
黄色
白色
赤色
オレンジ色

 色も形も様々です。
自然歩道のすぐ横にたくさん群生するので、
秋の自然観察にはもってこい。
ただ、ここで重要なのは
あくまで「観察」だけをする。

食べようと思ってはいけません。
触るのも、あまりお勧めできません。
なぜなら、毒キノコの可能性があるから。


 
これはシロタマゴテングタケ
あるいは、ドクツルタケ
と思われます。
どちらにしても、毒性があります。

キノコの毒はとても強力です。
1本食べただけでも命に関わります。
また、中毒症状もとても苦しいものです。
自分が毒キノコを調べて思ったのは、
・「上からも下からも大洪水」
嘔吐・下痢の症状がでやすい種類が多い。

・臓器にも猛攻撃をしかけます。
(肝障害や多臓器不全など。)

・症状が出るまでに時間がかかる。
消化器官で吸収されてから、症状がでる場合が多い。

・食べている時には毒かどうかは判断できない
毒キノコだからといって味がマズイ訳ではなさそう。
(食べた事ないので、何ともいえませんが)

命が助かっても、後遺症が残ったり
食べた事を後悔するだろうという内容でした…。

ただ、誤解しないで頂きたい!

キノコが悪いわけではない。
食べようとする人間が原因だ。

これです。

カエンタケとベニナギナタタケについても
書きましたが、観察する分には
とても、とても面白いものです。



キノコは人を襲うことはありません!
キノコが自ら人間の口に
入ってきたことはありますか?(ないですよねー)

人間側がちゃんと付き合い方を考えればいい。
それだけのことです。

毒かどうかを疑って、道に生えているキノコを
むしったり、蹴ったりする事は悲しい行為です。


 
見て下さい。この2つのキノコ!
まるでスカートを履いているように見えて
可愛らしくみえませんか?
…やたら足が長いな。
モデルの人たちだな。

と、考え方を変えるだけでも
誰も傷つけず、おだやかです。

キノコを愛して!とは決して言いませんが
悪者にはしないであげて下さい。

また、野生のキノコはこのご時勢、
誰かの土地の所有物だったりします。
無断で採取すると、
法に触れる可能性もあります。
食べる目的でなくとも
行動は慎重にお願いします。


熱く語ってしまいました。
まだキノコ熱が冷めません。笑
次回もきのこを載せます。