樹海 2014年09月11日
一昨日は東京で豪雨、駅構内も浸水。
ニュースを見て、びっくりしてしまいました。
東京のみなさん、大丈夫でしたか?
自然の猛威、というよりも自然が自然じゃなくなっている、
人間では予測もできない現象が起きている。
ゲリラ豪雨が予測できない事に
関心を置くのも大事ですが、
そもそも、予測が立てられない事に
疑問を持たなければいけない気がします。
さてさて、今日は溶岩について
お話いたします。
この青木ヶ原樹海にある溶岩は
玄武岩と呼ばれる溶岩です。
二酸化ケイ素の割合が少なく
粘り気の弱いマグマが固まったものです。
訪れた方はこの溶岩の上を歩いて
風穴・氷穴まで向かってもらいます。
この溶岩をよーく見てもらうと
たくさんの穴があいています。
この穴は、マグマが固まる際に
中に入っていたガスや水蒸気が外へ出た跡です。
穴がたくさん開いているので、
見た目よりも重量が軽い溶岩もあります。
この溶岩の上に雨が降ってくると…
雨は代替品で、きれいなお水!
そーっと溶岩の上に雨(水)を降らせます。
溶岩にどんどんお水が染み込んでいって
お水は溶岩の中に吸収されていきます。
濡れた跡は残りますが、水溜りはできません。
樹海の地面も同様に溶岩でできているので
水溜りは少ないです。
水溜りが少ない=蚊が少ない
蚊の赤ちゃん(ぼうふら)は水溜りで生活しています。
水溜りがなければ、ぼうふらも育たない
↓
ぼうふら自体が少なければ、蚊も少ない。
↓
蚊が少なければ、ぼうふらも生まれない。
と、いったところでしょうか?
もちろんゼロではありません。
ただ、樹海で蚊に遭遇する確立は
どこかの藪の中に入っていくよりも
ずっと低いと思います。
他にも 溶岩についてお話できることは
まだまだありますが、今日はこの辺で。
ではではー。
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