樹海の根っこは付き合いが浅い?

樹海の根っこは付き合いが浅い?

樹海 2014年09月21日


夏の空気からガラリと変わって
秋の風が吹いております。
駐車場では時折とんぼを見かけます。

天高く馬肥ゆる秋。
馬より私が肥ゆります。笑
冬に向けて、脂肪を蓄えておかなければ
という、動物としての本能が目覚め始める季節です。
という、言い訳をしながらどんどん食べてしまいます。

さぁ、本題に入りましょう!
樹海の根っこについて。

一般的な樹木の根っこは
イメージとしてはこんなだと思います。



(見やすくするために白色にしました。)
土の中で下に根を張っているのを
想像すると思います。

しかーし、樹海ではそうはいきません。
樹海の下はぜーんぶ

溶岩

溶岩はとても硬く、根が力づくで下に進むことはできません。
また、隙間も少ないので入り込むスペースもないのです。
そうすると、樹海では横に広がってこうなります。




こういう宇宙人いそうですね。

とにかく、
樹海の中では横広がりが基本になります。

深く、狭くは生きていけません。
広く、浅く生きています。
でも、どの木も自然関係は密接なんですよ!
ちゃんと、自然の一員として役割を持っています。


自然歩道を歩かれる方はぜひ見てあげて下さい!
岩にしがみついている木や、溶岩の割れ目に
「しめた!!」と言わんばかりに根を下ろす木。
どれも、個性的なものばかり。

横広がりなので板状に根が形を作っている木もあります。
 


こちら、春先に撮影したものです。
倒木寸前の木。

  

根の部分もごっそり剥がれています。
失礼して、下を覗いてみると


 
まるでベニヤ板のような平らな根がびっしり!
下に向かって根が進めなかった様子がよく分かります。

私たちが賃貸マンションやアパートを借りたときに
壁や床に穴が開けられないのと
同じですかね?あ、違いますね。すみません。


 

そして、ここで疑問に思う方もいるかもしれません。

「溶岩の上に土はないの?」
「土があれば多少は下に張れるよね?」
と思いませんか??

極端な答え方をすると
「土はない」
です。

諸説ありますが一説では
溶岩の上に1センチ土が積もるのに
100年かかると言われています。
溶岩が流れてから、大体1200年ほど経ちましたが
理論上は12センチしか積もっていないことになります。

土が少ない分、溶岩がむき出しの場所が多いので
樹木は仕方がないので、横に根を広げていきました。

樹海を歩いているとなんとなく目に入ってくる木たち。
そっと静かに佇んでいますが、実は
やたらと逞しく生きています。

秋の紅葉も楽しみですねー(^^)
ではではー。

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